ラテばな


ラテばな5

     
映画フリーダ観てきました。
   
意外に混んでて、前売り持ってても夜からしか観られないというので出直した。
でも映画は面白かった、とくに音楽が良かった!!
セリフは英語なのがいまいちだけど、歌は本当にメヒカーナの歌い手達が歌っているし、陽気に歌って踊って、今を生きる!って感じが良く出ていました。
   
LA LLORONA」が劇中2回使われていて、1つはマリアッチで、
もう1つの薄暗い酒場で老婆の歌う「LA LLORONA」はスゴイ!
思わずゾクゾクゾク〜〜〜〜としました。
「あなたのショールで私を覆ってよ、ジョローナ。寒くて死んでしまいそうだから」
なんて、も〜う、泣きです。
   
老婆と書いてしまったがあとで調べたらチャベーラ・バルガスという
コスタリカの伝説的な歌手なんだそうで、この人が40年前に録音した
「PALOMA NEGRA」も他の場面で使われていて、
声が全然若い!のだが、表現力はやっぱスゴかったんだなあと感心。
     
映画は、フリーダの魅力をめいっぱい出しきった感じ。
ディエゴも、実際以上にステキに描かれているようだ。
実物の写真を見たら、どうしてこいつが「浮気しまくり」できたの?
と、疑問を持つぐらい不細工なわけで、この映画で描かれるディエゴなら、
なるほど、憎めない奴だったのね、と納得できた。
       
彼女が、死ぬ間際に描いた作品に「VIVA LA VIDA! (人生万歳!)」
なんてタイトルを、本気でつけたんだな!
そのくらい、気力も、魅力も、たっぷりの女性だった!
      
私はフリーダの絵はそれほど好きではなかった。
彼女の生き方を知って興味を持ったクチである。
普段は作品と人の生き方を絡めすぎるのは良くないと思っているのだが、
彼女の絵の異様さは生き方と絡めて見ないと、どうにもならない気がする。
しかし、あまりに彼女の怪我や病気や亭主の女好きを強調しすぎて、
不幸な女みたいなコメントをつけるのは間違っているような気がする。
      
主役を演じたサルマ・カヤックが、インタビューで
「あれだけ精いっぱい人生を楽しんだフリーダが不幸なわけがないでしょ!!」
と言い切っていたのが気持ち良かった。
本当にその通りだと思う。
     

     
AY, PENA, PENITA DE MI CORAZON...
   
セリアの遺した新アルバムが出た。
そのタイトルが「レガロ・デ・アルマ(魂の贈り物)」
    
その中で一番気に入った歌が、「AY,PENA,PENITA
      
PENAは痛みとか悲しみ、苦しみ、みたいな意味。
PENA DE MI CORAZONで「心の痛み」
それに-itaと、愛称をつけてしまっている。
「あたしの心の痛みちゃん」
     
喜びも、苦しみも、すべてを自分のエネルギーに変換してしまっている!
やっぱりアナタはすごかった!!ビバ!セリア!
     

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