〜日記のようなコーナー〜
いいツヤしてます。
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- 2008年8月17日
- 気が散る
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- 西洋美術館に「コロー展」を見に行く。
ある風景画に白樺が描かれていたのを見て思い出したのか、
- 目の前にいた20代の女の子が、
「外側をホワイトチョコでコーティングして、そこに茶色のチョコで、
白樺の木の幹そっくりの模様をつけてあるバウムクーヘン」
- の説明を友達に一生懸命していた。
バウムクーヘンのことで頭がいっぱいになった。
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- 続いて科学博物館で「黄金の国ジパングとエル・ドラード展」を見た。
音声ガイドが「ルー大柴」だった。
- 展示に集中できないだろう・・・とは思ったが、
気になって仕方ないので借りてしまった。
予想通り、集中できなかった。
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- 2008年8月16日
- 絵の値段-1
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- 石版画を始めてから、グループ展、個展、必ず絵に値段をつけるようにしている。
もちろん売れればいいな〜と思うのだが、最初の頃は抵抗があった。
欲しがってくれるなら、あげてもいいんじゃないか?と思っていた。
しかし、どうも師匠や先輩の話によると、
もらった物より、買った物のほうが大切にする、とのことだ。
最近になって、すごくそれを実感した。
旦那が私の友達の絵を買った。
- (私の絵は買ってくれたことがないのにな〜〜)
一番よく見える所に飾って、嬉しそうに眺めている。
もらった絵もそれなりに嬉しそうに眺めていたが、
「オレが選んで買った絵」というのは、やはり違うようだ。
で、絵に値段をつける事に関してはクリアしたが、
その値段についてはいまだに毎回迷う。
後輩に尋ねられた場合、具体的にいくら、とは言えない。
仕方がないので、「少なくとも、額装代よりは高くしたほうがいいよ」と言っている。
- 額縁は意外に高いが、額縁より作品が安いのは、ちょっと寂しいではないか。
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- 2008年8月15日
- 版画と額
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- 版画でグループ展をやると必ず何人かは、額装無しで作品を直接壁に貼る人がいる。
額で見映え良くするのを良しとしない「作品そのものを見て欲しい」という考えであろう。
それは好きずきだが、ただし、それならそれで、会期中毎日会場に来て作品の保護を考えて欲しい。
版画は紙である。湿度の高い日本で、紙を空気中にたださらしておけば、ふにゃふにゃになる。
- また、紙は意外と重い。それに版画用の紙は特に弾力があり、反り返る力も強い。
- テープやピンと壁との相性もあるのか、しょっちゅう作品が落下している。
自分のだったら、二度と落ちぬよう、がっちり貼り付けるだろうが、
(それ以前に私はそんな展示の仕方はしないが)
作品を直にがっちりと壁に貼り付けるということは、作品つまり紙を傷めることになる。
たとえ本人が「ぜ〜んぜん気にしない」人であっても、他人の作品にむやみに触りたくない。
- 絵を額に入れるのは見映えのためでなく、絵の保護のためだとちゃんと教えるべきだ。
- (見映えが良くなるのも確かだから、ついそっちが重点に思えてしまうんだよな〜)
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