〜日記のようなコーナー〜
割った薪を積み上げる。理想とする薪と少々違っていたのか微妙な笑顔。
理想とする薪の例。岩手の伯父の家の周りに積み上げられた一冬分。
そりゃあ、この道60年の伯父と比べるのは・・・

     
2009年5月19日
阿修羅場
     
意を決して朝一番で上野の国立博物館へ。
9時開場かと思ったら9時半からで、同じく間違った人なのか、
それともわかっていて早めに来た人なのか、門の前、行列・・・
ああ失敗したかも。裏目に出たかも・・・
         
チケットを買う列と、チケット購入済みで開場待ちの列がごっちゃになりかけている。
「チケットお買い求めのお客様は3列にお並びくださ〜い」と言っているが、
本当にここで良いのか不安になってきた時、
私の前にいたおばさんが「ここでいいのかしら?」と係の人に聞いている。
「はい。こちらで販売機から購入いただけます。老人割引はありません。」
「ヒトの顔見て言わないでよ・・・」
思わず吹き出してしまい、あわてておばさんの代わりに
「失礼しちゃうわよね!」と言って同調する。
どうやら、普段は窓口で何かを提示すると老人割引があるらしいが、
この「阿修羅展」に限り、割引がない。(人気が高いから割引く必要無し?)
そのことを皆に忠告したいらしいのだが、タイミングがねえ。
        
門をくぐって「平成館」入口までの列の途中に貸し出し用の日傘が用意されている。
確かに、時間によっては熱中症になる人も出てきそうだ。
列が詰まってくるにつれ、マスクをした人が目立ってきたので、
私もつられてマスクをしたが、蒸れて暑い。
そういえば、団体客が少ないような気がする。インフルエンザの影響だろうか。
公園内でも、修学旅行は1団体しか見かけなかった。(マスクはしてなかった)
        
ようやく中へ。ああ、ほら混んでる・・・・
が、八部衆、十大弟子、のあたりまでは頭からつま先まで眺めることができる。
問題の阿修羅ルーム。見えない。胸から上しか。
最前列まで出る勇気がなく、2〜3列目あたりにアタック。
ぎゅうぎゅう詰めではあるが、いくらかずつ左に進んでいる。
幸い60代以上のおばさん客が中心だから、通勤電車のように顔面に背中とか、
頭の上に肘を載せられたり、という心配がない。
いちいち「押さないでよ!」と叫ぶおばさんがいるが、
満員電車乗った事が無いのかもしれない。
      
高校時代から憧れの阿修羅像であったが、期待が高すぎたせいか、
意外に平面的な感じがしたのと、細心の注意を払った展示の割には、
展示の高さも距離も中途半端だったのではないか?
と少々がっかりしつつ、次の部屋へ。
金剛力士等、大きめの像の部屋は、ゆったりと見ることができた。
とくに四天王の踏んづけてる鬼達の顔が、これでもか!という程ゆがんでいて愉快。
       
ショップでは、阿修羅グッズ(阿修羅フィギュア*は開催前に売り切れだし)
とくに目新しい物はなく、Tシャツやらエコバッグやら普通の物ばかり。
そういえば国立博物館はなぜポスターを作らないんだろうか?
今回に限りそっちのほうが売れるだろうに。
見渡すと、小さな一角に「せんとくんコーナー」がある!
思わずメモ用紙と根付け(何に使うんだ?)ゲット。
疲れてきたので、常設は見ずに帰る。
西洋美術館の前を通ったら、ここもすごい行列。
ルーブル、何回も来てると思うけど、何か目新しいの来てるのかな?
           
*後日
なんとなく「阿修羅フィギュア」ヤフオクで見たら、あるわあるわ。
1万8千〜2万円代で出ていた。もとは2,980円なのに。
そうまでして買う人もどうかと思うけど、
国立博物館的に、興福寺的にどうよ?
         

     
2009年5月14日
ナァーナッ
     
山小屋のカメムシの多さに閉口し、カメムシ駆除方法を探しまくったが、
結局ほとんどが「見つけ次第そ〜っとガムテープで捕まえる」というものであった。
(岩手の叔母は掃除機でガンガン吸い取っていたが、
 掃除機の後ろから臭いの固まりが波動砲のようにズドーンと来るのは衝撃的。)
確かに、止まっている時はほとんど動かないから捕まえるのは容易。
しかし、電球に向かって突進してくる時のスピードと、
でかい体(体長1cm以上)でぶつかる音や、
ぶつかったショックで勝手に落ちた(馬鹿・・・)時の匂い。困ったものである。
      
さらに検索し、カメムシはミントの匂いを嫌うという情報を得て、
さっそくホームセンターで苗を買って玄関前に植えた。
旦那は「カメムシ来なくなったよね!ミントが効いたかな?」と言うが、
カメムシが家に入り込むのは越冬のためなので、
春になったから入って来ないだけなのでは?まあ、効果は来年に期待。
      
で、せっかくのミントが何だかカメムシ避けだけというのはもったいないので、
紅茶に生のミントの葉を入れて飲んだ。
        
パレスチナではガラスのコップに濃い紅茶と生ミントをどっさり、
それに、気が狂ったとしか思えない量の砂糖を投入して飲んでいた。
思うに向こうの人は砂糖を入れてからスプーンでかき混ぜないから
いくら砂糖を入れても甘みを感じないのではないか?
コップの底にどろっと溶けてない砂糖が残るのは心意気とかそういうもの?
と、そのへんは理解できないまま、砂糖どっさりのミント紅茶に慣れた。
      
かの地では基本英語で過ごすのだが、覚えたアラビア語の単語をまぜこぜ、
現地の人々とコミュニケーションを楽しむ。
「ティー ウイズ ミント」のところを「テ ウイズ ナァーナッ」
哀しいかな「ウイズ」の部分が単語的にも文法的にもわからない。
ミント=「ナァーナッ」のァが妙に濁った音で「なぁ"〜っなっ」と聞こえたのも、
そういう発音なのか、たまたま教えてくれた人の喉の調子が悪かったのか、さっぱりわからない。
          
と、ここまで書いて、これって「パレまん」ネタじゃん。
と思ったらまだ描いていなかった。
まあいずれまた。
          
     
ハーブで思い出したのだが、ずっと前、おしゃれな生活を楽しむ友人が
「最近、屋上でハーブを育ててるの」と言ったので、
「何?屋上でハブ飼ってるの?」と、からかったら、
怒って一時間ぐらい口をきいてくれなかった。
       
もちろんハーブは理解できていたが、植物なんざ、
「植えてる」か「作ってる」ぐらいで良さそうなものを
わざわざ「育てている」と言うあたりが、鼻についたのである。
今は、私も大人なので「トマトの横枝はこまめに切ってあげて」だの
「何々ちゃん(犬猫)にご飯をあげなきゃ」だの言われても
いちいち腹を立てたりツッコミを入れたりはしていない。
       

             
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