31.アンタラ・ラパス

     


  

アラーチェ(アラーチ)  Arache,Arachi
ラパス県アロマ郡 Lawachaj(カントン)、Lloqarito
(ロアイサ郡も?)
開鳴管付16管のアンタラ。単一サイズで合奏される。
開鳴管底部は斜めにカットしてある。

Ara'che
261ミリ   ミ      -20
228ミリ   ファ#    +20
190ミリ   ラ      0
171ミリ   シ      +20
154ミリ   ド#     0
142ミリ   レ#     -30
129ミリ   ミ      +20
116ミリ   ファ#    0
104ミリ   ソ#     +20
96ミリ    ラ      0   
88ミリ    ラ#     0
81ミリ    ド      -20
72ミリ    レ      -20
65ミリ    レ#     -20
60ミリ    ミ      0
55ミリ    ファ     0

共鳴用開管も同じ長さ。(A=440で測定)

Khori-K'antu
Charazani   Pruv.Mun~ecas
旧Pen~a Naira の解説やボリビアマンタ(?)のジャケット解説にある。
アンタラ系のもの16管から23管?

Mimola (Mimula)
ミモーラ(ミムーラ) ラパス県オマスーヨ郡ワタハタ、コッコトーリ
1列のアンタラの1種。5音階14管の共鳴管のないシクーリすに近い外観の楽器。
女性の踊り手は、白いブラウスに赤いスカートに青いショール。
特徴的なのはスリスィクの踊りの衣装を小型にしたような羽根扇子のような頭飾り。
面は赤くなって、先に羽根がついている。

男性はワンカラをたたきながら楽器を吹く。
白いズボンに白服。ズボンの外に白い巻きスカート。
ポンチートの色はマンタ地に似ている。小さい。
腰にチュスパ(コカ袋)モコルルの踊りのようなボンボリ、
そしてリュチュ(毛糸帽)の上からレースをはさみ羽根の飾りをかぶる。
演奏隊とともに、大きい長いヒョウタンをを持つ男、
タワンティンスースの旗の男、小さな白旗の女性などを伴う。
カブール氏によると、
きっと12管全音階でリャノデコルテンチャの踊りに同行とある(P 33)。
ラパス市にイサックタマーヨの路上の楽器職人たちによると13管だという。
実はミムーラにも何数かある。コンピの祭りより。

ボリビアの伝説で、死後もミムーラを吹いていた人の話がある。

参考 ボリビアの伝説
アントニオ パレーデス カンディア
丸岡匡孝訳 エピック社。(P50〜P54)

参考音源

Sol del Ande , Centro Arte Nativo . A-2 .Acha chila (prov. Ingavi)
Lauro Bo/LRU-1550

カラマチュ  ラパス県ムニェッカ郡チュマ
結婚式で使われるアンタラがあるらしい。

  


32.アンタラ・ナスカ


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