
03・プィーファノ
プィーファノ Pfifano
アルティプラーノ一帯のチュンチョスの踊り
ラパス県カマーチョ郡プェルトアコスタの「老人の踊り」
ラパス県ムニェッカ郡チュマとアヤタの「モレナーダ」「カリャワヤス」「クリャワーダ」
で使われている例である。
どうも単一サイズのようである。
名前は路上制作者の(アイマラ語族)マエストロに聞いた話では、外来の名前だという。
ドイツに16世紀以前からあったプァイフ---表6穴の横笛---これはパイプと同一語源であるという。
これのスペイン語訛の可能性がある。(ドイツ語 Pfaif ?)
ドイツで昔流行ったコンセルティーナも又ラパスに残っている。
アルゼンチンのバンドネオンもドイツ由来ですが、ドイツ系ボリビア人も多いらしい。
運指はタルカと同様。
(Cf.Acha)
実測値 全長407mm
┌────────────────────────────────────────────┐
| ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ │
└────────────────────────────────────────────┘
││ ││ ││ ││ ││ ││ ││ │
380│ 217│190│162│127│ 98│ 68│ ←│
│ │ │ │ │ │ │ │
368 206 172 151 116 86 57 ←│
指穴は真円ではないが11mm位。外径31mm、内径24mm、底は全開。
吹口
□ ●●●●●● Re G
□ ●●●●●○ Mi A
□ ●●●●○○ Fa B♭
□ ●●●○○○ Sol C
□ ●●○○○○ La D
□ ●○○○○○ Si E
□ ○○●●●● Do F
□ ○●●●●● Re G
↑ ↑
Achaの本のピファノの音 私の買ったもの
(相対音感?)
プィーファノと似た名前の楽器
Pfifanoと区別するために。
Pifano ピーファノ
鳥の羽の本管を使った4〜5管アンタラ。ベニ県。
Fifano フィーファノ
鳥の足の骨で作られたピンキージョ。サンタクルス県ニュフロ・デ・チャベス。
Fifano フィーファノ
ベニの笛。横笛と思われるが、骨ピンキージョの可能性もある。
プィーファノ音源
Chuma Q'antati,"Yuyaricuspa"B-3,Fiesta
Chumen~a a)moreno(Prou mun~eca)
b)cullawa(Prou mun~eca)
Kollamarca SLPL13503 "A-3(Aukapata)"
Sol del Ande LRL-1550 ,1-c ,Entrada
de Challapata (Prou mun~eca)
Chimallajta (Prou mun~eca)
Clarken Orosco(clarencio) "Aymara"
B-4, Altark'uchu