高山病になっちまった
- 今回はマジで。
ペルーとボリビアの一番の違いを知った。体験的に。
- ペルーの入り口(空港)が海岸に近い低地にあるのに、ボリビアはいきなり高地(4000mぐらい)に降りる。だもんで、今まで経験したことの無いヒドい高山病に悩まされた。
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- なぜ高山病がおこるかというと、空気がうすいので、普通に呼吸したのでは身体の中の酸素が足りてない。
- 人間の身体はよくできていて、酸素が足りないと一番たいせつな脳へ優先的に酸素を送ろうとする。だもんで、胃腸の働きが鈍くなったり、身体がダルくなったりするらしい。
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- 「意識してハアハア呼吸しろ」と言われていたが「犬じゃありまいし」と気にとめなかった。
- 高山病は眠るとよけいにヒドくなる。
- なぜかというと、睡眠中は呼吸の回数が減ってるので、ただでさえ酸素が足りないのに、脳に運ばれる酸素の量も足りなくて、それで頭が痛くなるらしい。それってかなりアブナイ状態?!
- 「先に言ってくれよ〜!」と思ったが、言われてたような気もする。言われても、何かピンと来なかった。
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- 飛行機に25時間も乗ってた疲れで、ついホテルに着いてすぐベットに横になってしまい、熟睡してしまった。同行メンバーは着いた早々元気に動き回っている。彼等が買い物を終えてホテルにもどる音で目は覚めるのだが、身体が動かない。また眠ってしまう。その悪循環でますます悪くなっていった。
- 対策
- 急激に悪いときはボンベで酸素を吸ったりするのだが、それだと身体がいつまでも慣れないので、一番良いのは、一端低いとこに降りることだそうだ。山登りのひとは、いきなり山頂まで行かずに、何100mかを上ったり下ったりしながら身体を慣らしていくらしい。
- そんなわけで、3日目にコロイコというやや低いところへ行き、なんとか回復した。どうなることかと思った。
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