- ペルーの北部のYungayという町は、1970年の地震による雪崩で町の人口約2万人のほとんどの人が亡くなってしまいました。あまりの規模の広さと土砂の多さに、国は人々や建物の掘り返しを禁止し、町全体を国立墓地にしました。
- 1995年の旅行で訪れたその地は、ただただ広い地面から大きな岩と、埋まったバスやトラックの一部が、のぞいて錆び付いて、音のない淋しい風景が広がっていました。
- 後方の建物は、昔からあった町の共同墓地。その日たまたまここに居た数人だけが助かったそうです。建物の上の白い十時状のものは両手を広げたキリスト像で、この町のシンボル的存在。
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