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- さよならマリキータ
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暮れも押し迫った頃にマリキータさんが亡くなった。
- ダンナが出先で新聞記事を見つけてメールをくれて知った。
- お通夜にはラテン関係者、フォルクローレ関係者、大使館の人、私のような単なるファンもいる、あらゆる人でごったがえしていた。
- お話をきくと、皆何かしらお世話になっている。偉大な人だ。でも何より、チャーミングな歌い手さんだった。
- マリキータさんとは個人的なおつきあいは無かったが、ライブの時にはひとりひとりに声をかけてくださって、あたたかくて気さくな方だなあと思った。
- そういうわけで、最後にお顔を拝見したのが、元気よく歌っておられる姿だったので、ご病気の姿も知らないから、本当に、どこか遠くへ出かけられた・・・としか思えない。
- なんというか、単なるファンなのに、あわててお通夜に来てしまったが、場違いだったような気もして、どんなことを考えていいかもわからないから、頭の中でずっと「アディオス・マリキータ・リンダ」と歌いはじめたが、途中から「マリキータ、マリキータ、ドニャ・マリキータ」と別の歌になってしまう。後でちゃんと二つの歌を確認しないとなあ、後で誰かにちゃんと歌詞を教えてもらわなきゃ・・・とか、そんなことを考えていた。
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