ラテ本1(文学)

好みもあるけど、私の場合、挫折したのが多い。外国文学翻訳物って全般的に苦手かも。

先住民のココロを持った混血作家・・・

ホセ・マリア・アルゲダス(JOSE MARIA ARGUEDAS)の本
「深い川」
杉山晃訳・現代企画室
「ヤワル・フィエスタ」杉山晃訳・現代企画室
この2冊は一気に読めた。詩の部分は実際に音楽か、朗読で聴きたいなあー。カセット・ブックとかCD-ROMとか誰か作ってくんないかなあ。

「アルゲダス短編集」杉山晃訳・彩流社
「ダイヤモンドと火打ち石」杉山晃訳・彩流社
いずれも短編集です。世界観の違いなのかなあ?・・・何だか終わり方が腑に落ちないというか、納得いかないところも数々出てきます。色彩の表現がすごいです。

朗読といえば、「星の王子さま」のスペイン語版の本と、朗読のカセットテープがある。聴いてるとつい気持ち良く眠ってしまうので最後まで聞けたことがないんだが・・・朗読つながりで「アタワルパ・ユパンキ未発表録音集」というのもある。「さらば日本」という日本の思い出を語ったのや「千本松原」という日本の民話の朗読もある。この人の声、本当に落ち着いてて心にシミる。でもじっと聴いてるとやっぱ眠くなる。

面白いのは最高に面白いが、挫折した本も多い。ラテンアメリカの作家で一番たくさん翻訳されてる。
文庫化されてるのがが多いのも助かる。
ガルシア・マルケス(GABRIEL GARCIA MARQUEZ)の本
「戒厳令下チリ潜入記〜ある映画監督の冒険〜」
後藤政子訳・岩波新書
ドキュメンタリーとあるんだけど、あまりにも面白かったのでこちらに分類。副題の通り、チリを亡命した映画監督ミゲル・リティンが、変装などして故郷にこっそり帰り、軍政下のチリを撮り、そして出国するまでを追った「ルポタージュ」と言ってるけど、劇的すぎ!

実物よりおもしろいかも?

杉山晃の本
「南のざわめき〜ラテンアメリカ文学のいロードワーク」
現代企画室
「ラテンアメリカ文学バザール」現代企画室
まずは、ラテンアメリカ文学の紹介の本。作家のちょっとしたエピソードも交えて。

翻訳をしている本人がいちばん楽しんでいるのがわかる。これを読むとなんとしても取り寄せて(だって書店に並んでないんだもの。。)読まなきゃ!と思う。訳されてなくて原文のを買ったこともあるが、前置き見ただけで挫折(涙)。どんどん日本語訳出版してくれよ〜〜〜!!!

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