ラテ本8(神話や絵本)

「タンタンの冒険旅行16〜かけた耳」 
「タンタンの冒険旅行7〜太陽の神殿」エルジェ作 川口恵子訳(福音館書店)
世界中で愛読されているタンタンの冒険シリーズで、16はメキシコが舞台、7はペルーが舞台。

「アンデスの民話 コケーナとであったチャンゴ」
やなぎやけいこ再話 野口忠行 絵(福音館書店)
「ケーナとチャランゴ(ともに楽器の名前)」かと思いました・・・。こちらも「こどものとも」の古本

「世界をささえる一本の木〜ブラジル・インディオの神話と伝説」
ヴァルデ・マール再話・絵 永田銀子訳(福音館書店)
ブラジル各地の先住民族に伝わる神話など。緻密な絵を眺めているだけでも神聖な気持ちになります。

「ペルー インディオの祝祭日」 飯田ファン一夫/解説・増田義郎(PMC出版)
「アンデス研究編」に入れても良かったんですが・・お祭りの起源となっている伝説などもあって面白い!

「ペルー・インカの神話」 ハロルド・オズボーン 著、田中梓 訳(青土社)
「中南米伝説の旅 太陽の息子たち」 松下直弘 著(花伝社)
「ペルー ボリビアのむかし話 インカにつたわる話」 加藤隆浩 編訳(偕成社)
中米メキシコからアルゼンチンの最南端地方まで、伝説や民話はたくさんあるが、採取した地域や民族によって、いかにも土着な感じのものもあるが、キリスト教がだいぶ入り込んでるのもある。以前ペルーの友人に、何か昔話を知ってるか?と聞いて話してもらったことがあるが、途中から「それってグリム童話じゃん?」っていうこともあった。スペイン語で話してるし、ロバなんかも出てきていかにもペルーの話っぽかったけどね。まあ、日本人に「何か昔話知ってる?」って聞いても同じようなものか。

「セシのポサダの日 クリスマスまであと九日」
  エッツ&ラバスティダ作 たなべいすず 訳(冨山房)
(ある掲示板に私が書き込んだ紹介文。)
一番最初のシーンが、女の子がピニャータを選んでる絵でした。解説を読むと、メキシコではポサダという行事をクリスマスの前の九日間行い、そのクライマックスでピニャタ割りがあるようです。素焼きの壺を買ってきて紙を貼って自分たちで作る家もある、と書いてあるので、きっと昔は皆手作りだったのでしょう。ペルーの市場でも売ってるのを見ましたが、紙でできていて、主に馬(牛?)の形をしてました。クリスマスや、お誕生日で、子供が棒で叩いて割ると聞いたのですが、スイカ割りのように目隠しをするのか、しないのかは訊きませんでした。「さんまのカラクリテレビ」で、「ピニャータを皆が叩くのがかわいそう!」って泣いちゃった女の子のビデオを見たことが有ります。かわいかった〜。

「マリアとコンドル」 稲村哲也 再話、ハイメ・ロサン 絵(福音館書店)
(ある掲示板に書き込んだ文。わかりずらい。古本のネット購入って難しい・・・)
ずっとまえ古本屋で見つけたのは、福音館書店の月刊誌「こどものとも」1990年8月号で、もとの値段が300円と書いてありました。このシリーズは、お母さん向けの解説が別紙に印刷されてはさんであるため、古本屋で買ったそれは抜け落ちてしまってます。アマゾンに出てるものは、それの復刻版でハードカバーになったものなので、きっと解説文もちゃんと印刷されていることでしょう。楽天フリマなどにも出てましたが、いずれも「こどものとも」の中綴じのやつで、けっこう汚れているのに700円とか1000円とか値段をつけていて納得いかない。というわけで、ネットでも見つかりますが、1990年発刊のか、1997年発刊のか、確認しましょう。って、何をムキになっているんだ?私は!
肝心の内容ですが、絵がリアルで美しいですが、ラストはちょぴし怖い。
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