〜日記のようなコーナー〜

       
2004年7月31日〜8月5日
バタバタの夏休み。花火〜温泉まで!
      
7月31日(土)
隅田川の花火。ダンナの知り合いが毎年ビルの屋上を提供してくれて、恒例の宴会。
例によって「食いしん坊の友達は食いしん坊バンザイ(意味不明)」である。
料理自慢、酒自慢、が集う。
    
今回はそれほどではなかったが、同じメンバーでの宴会時にありがちなのが、
「これを早く空けないと、オレが持ってきた酒が飲めない」とか言われると、
すぐノせられるダンナは「ハイ、ハ〜〜イ!」とスルスル飲んでしまい、
高い酒をグデグデになって飲み続ける。
実にもったいないと思うのだが、私自身は一滴も飲めないので、
買ってきた人がこれで納得できるんなら、これでいいのか?
    
隅田川のほうも終わって、ひとしきり飲み食いが終わると、
持ち寄った花火で、花火二次会。
住宅街の屋上で、こんな大騒ぎをしていいのか、すごく心配。
ビルのオーナーに聞くと、こういうのはしばらく経ってから回覧板か何か回ってきて、
やんわりと注意されるのだそうだ。
「まあ、20代の頃はもっとバカやったからねぇ。それに比べりゃ・・・」
とつぶやく。イイ人だ・・・。
    
ぐでんぐでんのダンナを連れて電車に乗って帰る。
吉祥寺で乗り換え、三鷹台までたった二駅だというのに、
何を思ったかノートパソコンを出してメールチェックを始める。
案の定、駅に着くまでに読み込みが終わらず、
ノートパソコンもカバンも開きっぱなしで降りるハメになる。
そのままベンチに腰掛けて続きを読んでいる。
本人の言い分としては、家に帰るとすぐ安心して眠ってしまうので、
外で緊張しているうちにチェックし、急ぎのメールに返事を書いてしまいたいらしいが、
ぐでんぐでんのくせに、高価なノートパソコンを落としやしないか、
カバンが開けっ放しで荷物をまき散らしやしないか、こっちは気が気でない。
あきれ果てて放って先に帰る。
     
8月1日(日)
APEJA(アペハ)という日本在住ペルー人が主催するイベントに出演。
開演は夕方の4時だが、リハーサルもろもろのため朝9時に集合。眠いぞ。
予想通り、・・・入り口が開いてないじゃん!!車から楽器を降ろすこともできず、
しばしロビーでボーッと待つ。眠いのに!眠いのに!
進行表通りすすむはずがない。と知りつつ時間厳守してしまう日本人の悲しさ。
とにかく10時半から30分間勝手にリハーサルを開始し、終わらせて控室へ。
あとは出番(第1部の最後)までやることがなく、
メンバー13人バラバラに町田界隈をウロウロする。
ところが、いざ4時に開演してみると(時間の読みがいまいちだった?)
思ったより早く出番が来る。メンバーが一人戻ってこない!
舞台に上がる直前になんとか現れる。建物の中で迷子になっていたらしい。
    
無事舞台を終え、今度はダンナが踊りで出演するため、私はビデオ撮影係。
廊下で偶然、数年ぶりに、あるペルー人ミュージシャンの奥さんに再会。
出会った当時は、彼女の夫が演奏し、彼女がCD売りをしていて、
コンサートでは彼女も舞台に上がり、ペルーの踊りを披露していた。
今は3児の母で、頼まれれば踊りを教える程度だという。
そんなわけで、数年前は彼らが舞台の上で、私が見る人、だったのが、
今日は私が舞台の上で、彼女が見に来ている。
お互いに「びっくりした〜!」としか言い様がない。
     
フィナーレが予想を大きく外れる盛り上がり・・・の無さで、
あっさりイベントは終了。ところが終わった後で、挨拶やら、住所交換やら、
いきなり自分たちの文化の素晴らしさを語り始める人やらで、
ちっとも片づかない。衣装を早く車に積んで一息つきたい!
明日メキシコに引っ越す(!)というメンバーがいて、その壮行会もしたいので、
何とか日本人の仲間内だけで打ち上げの居酒屋へ移動。
偶然にも、もう一人2週間後に同じくメキシコへ留学するという子が同席。
(何というか、すごいバイタリティーだなあ)
にぎやかに食べたり飲んだり唄ったり泣いたりして、
久しぶりに感じたラテンな空気に満足。
    
8月2日(月)
洗濯やら衣装干し(尋常でない汗)やらに追われる。
群馬の私の実家へ電車で向かう。
      
8月3日(火)
早朝(3時半)いつもなら就寝の時間に起床。
私、ダンナ、私の両親、の4人で岩手の母の実家に向かう。午前中に北上に着く。
秋田自動車道の錦秋湖サービスエリアに隣接する温泉「オアシス館」に入る。
(サービスエリア側からも入ることができる)
湯上がり状態で母の実家着。運転疲れの人&早起き疲れの人、ともに昼寝。
       
午後、すぐ近くに「音楽館」(?)ができた、とのことで行ってみる。
母は「鶏屋の安三さんちが何で?」といいつつ興味津々。
安三さんは、中学生の頃からの音響関係のコレクターで、
仕事をリタイヤしてから、集めたレコードやら真空管の何やら(よくわからん!)
コツコツ自分の家に展示しはじめたそうだ。
聴ける状態にして展示してあるところがエライと思った。
放送局などで「SP盤をテープにダビングしてくれ」といった依頼などもあるそうだ。
       
夕方2つ目の温泉「穴ゆっこ」へ。坑道をイメージした洞窟風呂。
湯田町は昔、鉱山で栄えたそうだ。廃坑になったり、ダムができたり、
今は過疎地で、以前冬に尋ねた時などは、雪の重みでつぶれた無人の家などもあったり、
本当に人口の少ない町だが、ここ数年は温泉で町おこしに力を入れている。
テレビの旅番組でも見かけたりするが、成果があるのかないのか、
温泉はガラガラで貸し切り状態だった。(考えて見りゃまだ平日だが)
宿泊施設でもあればもっと繁盛するのに・・・と思ったが、
東北地方に前からある大きな温泉街が反対してるんだそうな。何だかなあ。
     
8月4日(水)
朝食後ダンナと父は3つ目の温泉「砂ゆっこ」へ。
私は砂風呂には以前入って気持ち悪くなったので今回はパス。
昼過ぎ、叔父が研究している山菜の栽培の説明会があるというので行ってみる。
30人ほど人が来て熱心に質疑応答などしている。暑くて頭がボーッとする。
どういうわけか話の流れで「肥料工場」まで見学することになってしまった。
夕方4つ目の温泉「ゆう林館」へ。
これといって特徴はないが、一番新しく(平成13年オープン)
キレイなので、地元の人には人気がある。
     
夜、従兄も合流しジンギスカンをやる。油で再び頭がボーッとする。
ダンナは従兄のオススメ駅弁を明日ぜったいに買って食べる!と息巻いている。
酔っぱらって銘柄など全く憶えていないだろう。
メモしておこうと思ったが疲れて眠ってしまった。
      
そうそう、山の中で電波まったく入らず、ノートパソコンの「エッジ」は役に立たないが、
デジカメが一日でいっぱいになってしまうので、それを取り込む作業だけは欠かせない。
AUのケイタイのアンテナは立っていたはずだが、なぜか故障してしまい、これも役に立たず。
まあ、早寝早起きしろ、との天のお告げか。
    
8月5日(木)
朝っぱらから山道を登って「幻の湯」(詳細は湯田町役場に問い合わせてね)へ行く。
「幻の湯」といいながら、テレビ番組で結構取り上げたことがあるので、
入り口のカンバンがいたずらされていたりした。
しかしアブの大群が、人を追っ払うように押し寄せる。
この様子なら「幻の湯」はもうしばらくキープされるのでは、とも思われる。
小さい頃一度連れてきてもらった覚えがあり、
その時は屋根があったはずだが、今は山の中にポツーーーンと湯船だけがあって、
より「マボロシ度」を増していた。
そんな丸出しの湯船に私はとても漬かる気にはならないが、
ダンナはさっそく裸になって飛び込む。
来た道をまたセッセと帰らねばならず、汗だく。湯上がりの人は10倍ぐらい汗だく。
     
戻ったと思ったらすぐに6番目の温泉「ほっとゆだ」
ここが一番テレビなどでよく見かける。駅が温泉とくっついていて、
電車を待つ間に入れるのだそうだ。
両親はもうしばらく岩手に滞在するが、私達は仕事が有るので、
「ほっとゆだ」で入ってそのまま電車で帰る・・という予定だったが、
もうひとりの従兄が北上市内でソバ屋をやってるので、
そこへ食べに行こう、ということになり、そろって車で行った。
従兄のそば屋が開店してもう20年になるというのに驚く。
新装開店の時に1才だった再従兄弟(ハトコってこう書くのか!)が
もう専門学校を出て就職したという。時が経つのははやいなあ。やれやれ。
確か、母と叔母達とで応援に行った覚えがある。
私はハトコの面倒を仰せつかったのだが、さっぱり泣きやまないので
結局はそのお母さんが片手にだっこして駆け回っていたのを思い出した。
      
私が従兄の推薦する駅弁の名前を思い出さないまま新幹線で爆睡していたため、
駅弁が買えず、ダンナはブーブー言う。駅弁なんかどーでもいいじゃん!と口論する。
「サトコは自分の親戚だから気を遣わないが、オレは後で話題にしたかったのに・・・」
ただひたすら楽しんでいるように見えても色々気を遣っていたんだな、
そうだよな、私の方の親戚だもんな、と反省する。
(でも、私だってダンナの友人関係やら仕事関係の人との宴会は、
ただ楽しく飲み食いしてるように見えるだろうが気を遣うんだぜ。)
まあお互い様ってことで。
     
それにしても疲れた!
いくら温泉好きだからって温泉王選手権じゃあるまいし、
3日で6つ(私は4つだけど)は入りすぎだと思う。
そういや3年前に母とふたりで行った時はカメムシの大発生に閉口したが
(赤飯に入っていて食ってしまったんだぁぁ・・・)
今年はアブの大発生であった。帰ってからあちこち赤く腫れてまいった。
         
ってなわけで、またもバタバタと過ごした「ちょっと早い夏休み」は終わった。
     
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早速ダンナがツアーレポートを作りました。
kenta90&satokoの夏休み 岩手県湯田町温泉ツアー
http://kenta90.net/~kenta90/images/040802iwate/
       

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