〜日記のようなコーナー〜

2001年1月25日
平均寿命
祖母が死んだ。90いくつだったか忘れたが、ずいぶん長生きしてくれた。
父方の祖父は若いうちに病死したから会ったことがない。父方の祖母と母方の祖父はほぼ同じ年に死んだが、私はまだ小学生だった。だから、3人分たっぷりバアチャンしてくれたと思う。
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暮れに姪が生後たった7カ月で病死したが、ひとりで寂しくってヒイバアチャンを誘いに行ったのかと思う。祖母はよく「何で誰も迎えに来てくんないんだか!」と言っていたが、まさかこんな小さいやつが来るとは。ちょっとフクザツだっただろうな。
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パレスチナに行ったとき、何度か「この国の平均寿命は50代だ」という話しが出た。「日本の平均寿命は80代を超えている。しかし自殺が多いらしいな。ここでは自殺はないよ」という会話になった。
ずっと前、ペルーの友達ともそんな話しになったことがある。「ペルーの平均寿命は70いってないが、ここでは自殺はない。日本人はおかしい」
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平均寿命の低い国の若者は、大人っぽいような気がする。いやまて別の話しか。結婚年齢も低いし、はやく親になるのだからしっかりもするのかな。経済的に苦しいから、日々の生活が一生懸命だから、自殺なんて考えるヒマがない、うーん。いろんな理由が有るから、その場の会話でそんなフクザツなことに結論は出ないよ。
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そんな時、もしかしたら平均寿命の長い国の人間は、短い国の人達とは仲良くなれないのではないか?と妙なコンプレックスを感じる。それは全く持って妙な感情なんだけど、常に「お前みたいな生まれつき平和にノホホンと生きてきた奴に何がわかる?」と心を開いてもらえていないような寂しさを感じるのだ。
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もちろん、平均寿命が短い国には老人がいないというわけではない。婦人科の設備が悪くて乳幼児や妊産婦の死亡率が高かったり、もっと大きな理由はその国が平和になってからどのくらいの年月がたっているか、だろう。南米もほんの10年前までテロや内紛で多くの若者が死んでいたし、パレスチナなんて今まさに紛争中で、どんどん寿命を下げている。
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ただ、最近よく日本人自身が批判的に「平和ボケ」と言うのには賛成できない。ボケても「平和」。良いことじゃないのか?平和で何が悪い!だいたい戦争ばっかやってるよその国がどーかしてんだよ!!と逆ギレしそうになる。そうだよ、 紛争だって、自殺行為みたいなもんじゃん。
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そんなふうに、いつも、いつも、いつも、いつも、答えが出ない勝手な自問自答をくりかえしている。自分はたぶんすごく長生きするだろう、とボンヤリ感じる。寿命と友情なんて、まったく関連はないのもわかっている。たぶん、やっぱり自殺の多い国の、いくらかでも余裕の有る生活の、余計な考えなのだ。
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祖母は少女のような人だった。歌が好きで、ずいぶんカン高い声でよく唄ってくれた。母の兄弟は皆民謡をよく唄う。そんな影響が私にもあるかもしれない。 姪は、赤ん坊のくせに大人のような顔をしていた。人が側にいなくなると何かひとりでブツブツしゃべっていた。美人薄命。天才早死。死んでもオババカ。
2001年1月23日
さよなら、神経。
歯医者が嫌いだ。永久歯が生えたとたんムシ歯だらけだったんだから、もう手遅れだ。物心付いたときには歯を磨いていたはずなのだが。ザツな性格だから歯磨きしていてもあまり効果がなかったらしい。
ここ数年あまり痛くならないから油断してたら、正月モチを食って詰めていたギンバがとれてしまった。しかたないからとれたギンバ持って、ここに引っ越してから初めて近所の歯医者へ行った。
すると、ウスウス気づいてはいたのだが・・・「詰めた下がムシ食ってとれたんですから、治療しないとダメですよ。」「虫歯だらけじゃないですか!痛くないのはもう神経とってるから感じないだけで、ムシ歯にはなるんですよ!」と怒られてしまった。
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歯医者はだいたいサドだと思う。「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」という映画でもそう言っている。スティーブ・マーチンは大好き!(歯医者の役がハマッてたコメディアン。「いとしのロクサーヌ」などではちょっとウルッとくる演技も!)でもSMは嫌いである。
「歯石が信じられないぐらいたまってますよ!今までとったことないんですか?」「ほら、普通なら機械で簡単にとれるのに、こんなに時間がかかってしまった。おまけに筋肉痛になった。」言葉責めだ。そんな辱めを受けるとは。いっそ殺してくれ!
関係ないが以前美容院で「髪が多いからブローに2人がかり」「硬い髪が目に入った」と文句を言われたことがあった。なぜそんなにまで他人に言われなきゃいけないんだ私の人生。
それでも、歯医者は半分は納得するしかない。自分の手入れが悪いんだから・・・。
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でも筋肉痛って言われても、なあ・・・。
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