〜日記のようなコーナー〜
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- 2008年3月12日
- ヘタに描く
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- で、片岡鶴太郎展だが(前ページ、伏せ字の意味ないじゃん!)
- そもそも何で見に行く気になったかというと、去年美学校のM山さんが見に行って
- 何やら激怒して帰ってきた。普段おだやかなM山さんが何をそんなに怒っているのか、
- かえって怖い物見たさで、見たくてたまらなくなった。
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- M山さんが「あざとさが鼻につく」と言っていたのは、
- たぶんわざと下手に描いているのが目に付いたからだろう。
- 10年も描いていたら嫌でも上手くなってしまう。
- 鶴太郎の「上手い絵」なんて誰も求めていないことを、本人は良く知っている。
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- 不思議な物で、上手い絵に対して人は「うまいね」で終わってしまうが、
- 下手な絵にかんしては「味がある」「癒される」などいくつも感想をのべる。
- 元々は下手な絵に対して苦肉のコメントだったものが、
- そのうち本気で「下手 イコール 味があって癒される」になってしまった。
- なぜ上手い絵は味が無くて癒されないのだろうか?
- 最近の流行だけなのかもしれないので、何とも言えない。
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- 鶴太郎は年間100枚描くとか何とかテレビで言っていたそうだが、
- ふだん絵を描かない人にとっては「うわっ」とか「へえ〜」とか驚く事だろうが、
- 絵を描くのが好きな人なら年間100枚でも一日一枚でも平気で描ける。
- ただ、年間100枚「売れる」絵を描くのは難しいと思う。(まず私には無理だ!!)
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- 「売れる」というのは2つ意味があって
- A「買う人がいる」という意味の「売れる絵」と、
- B「人様に売ってもいいと自分で判断できた絵」のことだ。
- 明らかに大きな金の流れの中にいる鶴太郎は、Aは用意されているが、
- 果たして本人の気持ちは、ちゃんとBになっているのだろうか?
- そうでなかったら、そのうちどこかおかしくなってしまうんじゃないか?
- と他人事ながら心配になる。
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- 2008年3月11日
- 動作確認
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- ひつこく(「しつこく」どこかの訛り?)プリントゴッコ探しの旅。
- 定期的にヤフオクに出品されているようだが、本体がメイン。
- しかも「動作確認済み」って・・・あのランプ使い捨てなんですけど〜!
- 確認した時点でランプが2個、無駄になるんですけど〜!
- でもって、皆が欲しがっているのは本体よりもランプなんですけど〜〜〜!!
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- もう一つ、目を付けたのはフリーマーケット。
- 私はこういう所に出没するのが好きそうに見えると思うが、
- 意外にもそれほど好きではない。その理由がわかった。
- フリマに出品される物の90%は衣類である。
- あとの10%はおもちゃ&アクセサリー&謎の物体少々。
- 謎の物体は好きだが、確率があまりに低い。
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- というわけで、
- 消耗品は使う分だけメーカーに注文するのが良いようだ、
- という結論に達しました・・・・
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- 2008年3月10日
- わらうところ
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- 「ここ、笑うところでしょ!」と言う芸人さんは大嫌いである。
笑えないもんは笑えない。可笑しくないもんは可笑しくない。
笑わせることができなかったのをこっちが悪いみたいに言うな。
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- 最近映画でも本でも歌でも「ここ、泣くところ」と明らかに用意されたのが多くなった。
「泣ける映画」「泣ける歌」なんて紹介してる記事も多い。
- そういうニーズが増えているらしい。
- 人がどこで泣こうが笑おうが、余計なお世話だと思うのは古い人なんだろうか。
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- 2008年3月9日
- ハチクロ
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- 本屋にて、ある父娘の会話
「お前の好きな”蜜蜂とクローバ”があるぞー」
「ハチミツとクローバーだよ。」
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- ハチクロはだいぶ前に全巻読んだ。入り込めはしないが、まあまあ好きだ。
- まず美大は美大でも、自分が行ったのは女子だし短期だし女子寮だし、状況が違いすぎて・・・。
- (なにしろ課題が忙しくて恋愛どころかバイトする間もなく徹夜続きで瞬く間に卒業してしまった。)
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- ただ漫画のハチクロは、家族との関係や行く先の見えない不安など細かい設定、
- 描くこと、描けないこと、どちらの不安も良く描けていて、そういう所は自分もかなり共感した。
- 映画は、キャラクターの顔が似ていることに重点が置かれているようだが、話がかなり省略されていて残念だった。
- テレビは、まず誰がどのキャラクターか理解できず困った。
- どの子もそこそこ可愛くて、そして、背が高い。高すぎる。。。
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- いや、そういう話はどうでもいいんだ。
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- 絵や音楽をテーマにした漫画には必ず、すべての人が「すばらしい!」と絶賛するシーンが出てくる。
- でも実際のシーンでど〜ん!と実物が出てきて本当にすべての人が「やっぱりすばらしい!」と思うかどうか。
- 「え〜〜そうでもないじゃん」と白けてしまう人もいるのでは?
- ギャラリーフェイクは実在する名画の話だが実際に感動するかと言われれば微妙なところである。
- ましてや架空の天才少女の描く絵である。
- それぞれの頭の中にある「天才」の絵を目の前に出されて納得させるのは難しい。
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- 万人に愛される絵なんてないのだ。
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