〜日記のようなコーナー〜

コンロンカ(別名ハンカチの木)


     
2008年8月5日
画材について-2
           
版画をやらなくなってから、何をしているかといえば、
おもにアクリル絵の具を使って描いている。
なぜアクリルかといえば、手元に絵の具があったからで、
あまり発表はしていないが以前からたまに描いている。
            
なぜ油絵でなくアクリルか?と旦那に訊かれたが、
油絵の具は高校時代に描いて以来一度もさわっていないし、
道具も紛失して、始めるには一からそろえなければならない。
誰かが一式買って揃えてくれるなら描いてもいいが、
そんな愁傷なお方を待ってはいられない。
       
アクリル絵の具の良さは、とにかく乾きが早い。
油絵を描いていた頃は、ちょっと描いちゃ乾くのを待って・・・だった。
乾きの早い溶剤もあるにはあるが、その分揮発性が高く、
匂いがすごくて、居候中や、賃貸の部屋では気を遣って描けなかった。
そういうのもあって、卒業してから一度も描かなかったのだと思う。
         
また、アクリルは他の画材との併用がしやすい。
今もクレヨンや色鉛筆と取り混ぜて描いているから、
正確には「ミックスト・メディア」と呼ぶのかもしれない。
(日本語だと何だろう・・・混合画材?)
         
どうも「アクリル」という呼び方がしっくりこないらしい。
誰かに話したら「アクリル板に絵を描くのか」と訊かれた。
これでは「石版画は石を彫るのか」と同じように、また
いちいち説明に苦労しないといけない。
         
アクリル絵の具で描いても、その描き方で水彩画っぽくも油絵っぽくもなる。
私のは多分に油絵っぽい。面倒くさいから油絵だ!と言い切ってしまおうかな?
ご意見求む。(←誰に?)
         
専門家は、版画以外の手描きの絵画を総称して「タブロー」と呼ぶけど、
これじゃ、ますます何を言ってるのかわからないじゃん。
ただの「絵」または「絵画」じゃだめかな〜?
ご意見求む。(←だから誰に?)
           
まあとにかく、ドシドシ描かないといけないのだ。
いや、いけなくないけど。そうしたいのだ。
そういうわけで、しばらくそっと見守って欲しい。
         

     
2008年8月3日
画材について-1
         
私がここ十数年で、一番使った画材は?と考えてみる。
じつは自分でも意外な答えで「ダーマトグラフ」かもしれない。
ダーマトグラフというのは、建設現場などでも使われる、
紙で巻いてある、芯が太めの色鉛筆。
芯が短くなったら糸を引っ張って紙をクルクルと剥くやつ。
         
旅行に行く時も、水彩絵の具だと水の準備と片付けを考えなければいけないし、
そんな準備をしているうちに人が集まってきちゃったりして、落ち着かない。
パステルやクレヨンを持ち歩いたこともあるが、帰るまでに粉々に。
普通の色鉛筆の芯を削るには、ナイフを持ち歩かねばならず、(鉛筆削り器の小さいの嫌い)
ナイフは飛行機内に持ち込めないから、それだけ預け荷物に入れなくてはならず、
現地で出して使って、また別々の鞄にしまうのがうっとおしい。
        
というわけで「どんどん描ける画材」として気に入っている。
欲を言えば、もっと色数があればなあ・・・(白も入れて12色しかないんだよね。)
          
まあ、以上は主に「スケッチ」的な絵のことなので、
完成品としての画材については、また後日。
           

        
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