
10.コニマ
SIKURI DE CONIMA について
§1. 概要
ペルー、Puno県 Huancane 郡 Conima(チチカカ湖北東部の湖畔にある)の
シクーリのスタイル。
コニマ近辺では、Sikuri Ligero (軽快なシークの意)と呼ばれるらしい。
3声による重厚な響きが特徴。
非常にスローなテンポで、太鼓を伴わないものはKocho と呼ばれ、
祭りの始まりに教会の前で演奏される。
コチョはまた、現在では祭りのスポンサーを廻って挨拶する目的でも
演奏される。
チュチュリとしては、♪Fravioを取り上げたことがある。
§2. トローパの内容
Contra と Segundo の度数関係について、実際耳を使っては
詳しく確認されていない。
サイズによって、マイナー/メジャーの調律の違いがあるようにも聞こえる。
共鳴管は、 Zanka, Marta ・・・半分の長さの閉管
Chuli ・・・・・・・同じ長さの開管、とサイズにより異なる。
§3. 毎フレーズの終わり方
各旋律の終わりで、例1 の様に吹く(こうゆうお馴染みのパターンは、
チョケと呼ばれる)のは3度上にある Contra 〜の役割と聞いた。
他のパートが違うことを吹いているのは、聞けばわかることだが、
詳細は不明。
おそらくは 例2 や 例3の如きと思われる。要研究。
・・・・・便利のためEm表記
§4. その他
これ以上のことは何も知らない。
チュチュリとして、当面の目標に据えても良いくらいの内容を持っている
音楽だと思う(私見)ので、頑張って研究されたし。
11.アヤラチ
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