
30.アンタラ・コチャバンバ
スィクリス Sicuris
コチャバンバ県タパカリ郡チルカグランデ
(Sicuris)
Likus - 5 , Tarkas - 2 , Ch'ilis -2 , Caja - 4台 , Pututu - 1本
, Campanilla - 1
同長開鳴管付。
Liku
G - F# - E - D - C# - B - A - G - F# - E - D - C# - B - A - G
- E - D 17管
Tarka
Likuの5度上
CH'ilis
Likuのオクターブ上
Likuに共鳴管がないときある。
同村で Sicuris = Sicuras = Sikus である。
タイコは吹き手によって一本のバチで打たれる。
参考 Khanata B4-2 タパカリ地方・・・?(アイマラ語?)
MUSIK IM A C-4 英文
コチャバンバ県タパカリ群チルカグランデのスィクーリの様子
スィクーリ吹きが、もう片方の手で演奏する小タイコ(カーハ)と、
角笛(プトゥートゥ)の音から踊りは始まる。
この踊りは、さまざまな祝日の教会前の行進に(前後、途中等何度も)
数時間にわたり(時に夜明けまで)奉納される。
仮装の役として(踊りの中で。パントマイムとも似ている)1人のアチャチ
(老人)とクルヤカ(Kulyaqa)老人に生まれた赤子、
黒服にリャマの鈴(カンパニージャ)をつけたウマハラ(死神・スキンヘッド)の
回りを輪になって奏者が踊る。
老女と子の老母アウィチャの役は、毛糸を手に持った糸紡ぎ機に巻きながら
女装役によって演じられる。
彼女は奏者の輪の外を悪魔の仮面に手の角をつけた役(スーパイ)に
追いかけられる役を演じるが、老母アウィチャは子供に手を出させまいと
必死になり、悪魔スーパイを退治する。
一般にシワリの踊りでは、2人の女性の踊り手ワルミワイリスも登場する。
この時は、老父アチャチは、畑を耕す老人と種をまく女性(アウィーチャ?)
という象徴的な配役を取り入れるが、その双方とも、
常に踊り手によって取り囲まれる。
また、別の例では、囲まれるのではなく、クシーリョ(道化)と
コンドルによって驚かされるという場合もある。
(パレーデス資料 1977,14、ベアルドとメリノによる 93ff 参照)
アチャチは山の精霊を、アウィーチャは高地の精霊を表す。
アウィーチャは先祖、祖母、ジャガイモの母などをも意味し
別名アウィーラ(Awila)とも呼び、アチャチ、アウィーチャともに
アイマラ語に起源をもつと考えられている。(フォルトゥン 1976)
スィクーリ演奏者の何人かが、
頭又は肩にダチョウ(スリ)の羽根の花輪を飾って踊る。
これは、ラパス県家アロマ郡コルチンチャのラキータの踊りに似ている。
スィクーリの踊りはタパカリ郡で見られる。
7月25日のサンティアゴのフィェスタのみならず、
8月28日のサンアグスティン祭にも踊られる。
踊りの中では、2つのグループがどのようにして1つに合同されるかがみられる。
踊り手の少女はかつてニュスタと呼ばれ、元来はインカ族の王家血統の処女、
王女をそう呼んでいたものである。
彼女たちは顔を色のついたベールで覆い、
各々はイラ(最年長)によって選び出され、
未婚の少女のグループの中で踊る。
加えて何人かの踊り手は、ビクーニャのメスのはく製をつけた帽子か、
クントゥル(コンドル)を身につけたウマハラの隣で踊る。
これらは、アイマラ族の笛ミムーラと関係がありそうである。
(参考 ベジャルド&メリー1954 ミュージックノートーションNo.14 Photo17)
スィクス Sicus
コチャバンバ県キリャコーヨ郡カスピカンチャ(パイルマニの近く)
17複管
Likus - 5本 Ch'ilisitus - 4本 Bombo - 1台 (大タイコ?)
7月25日 Tata Santiago
多くは乾期の他の祭りにも。
5月3日 Santa Cruz 〜 9月20日 San Mateo
タパカリ郡(チルカグランデ地方)のと異なるのは、
サイズが2つだけということである。
5度違い。
Siku-wayn~uの型式。
M:Den Andenhochload C-6 英文 Photo 15
単サイズだった? Fさんの店より
31.アンタラ・ラパス
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