
40.プク(アヤラチ・ペルー)
アヤラチ Ayarachis 楽器名ではないがペルーのアヤラチ
ペルー国プーノ県ランパ郡
パラティア、キリサニ、コアリタ、チュリュンキアニ集落等
プーノのケチュア語族型の音楽だそうで、一連のアヤラチが、
ケチュア語圏に拡がっているのは興味深い。
プーノ県は今はアイマラ語圏なのだが、本来はケチュア語圏で、
タキーレ島はケチュア語族が島流しに使っていた跡なので、
今でもケチュア語。
オルーロのポーポ湖近くがその由来のウル族は、
ウロス島にも生きている。今はアイマラ語。
共にティティカカ湖に住んでいるアイマラ語圏にある県の
ケチュア語族の楽器で、しかもその楽器はプレコロンビア期以前に
起源があり、又モチェ文化などでは外来の楽器である可能性がでている。
もしかしたら、モチェ文化は、今のアンデス文化と異なっていたのだろうか?
プーノのアヤラチは、ダチョウの羽で帽子を飾り、タイコをたたきながら
アヤラチのサンポーニャ「Phuku」を吹く。
参考音源
Ritural/Manco Kapac CD-16 Cacharpari
プコ Phuko
プゥク Phuku ペルー、プーノ県ランパ郡
ペルーのアヤラチスのサンポーニャ。
ケチュア語の「吹く」に由来の名前。
音の並びは不詳。共鳴管付(同長開鳴) チャリャ
大きさごとに名前がある。オクターブちがい。全音階スケール。Eスケール。
ママ ラマ ワラ(バラ) スリ
Mama Lama Wala(Bala) Suli
68cm 34cm 16〜17cm 8.5cm
1組 2組 1組 で合奏
7管をKKATIK 又は K'ATI
6管をIRA と呼ぶ。
死の世界Hanac Pacha ハナッパチャを表現しているという。
5月3日の聖十字祭で奏でられる。
ティティカカの北西部のランパ郡はケチャ語系が主である。
Sampon~a o Sicu P56
CD Ritual 16
41.シピーポ族のサンポーニャ
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