笛01・はじめに

     


この資料は、飛ばし読みしてください。

興味のある所だけ読んでください。
すべて読む必要はありません。
いつの日か、興味のなかったページが、
宝の地図に見えることがあるかもしれません。
参考にした資料も多くのミスを含んでいるので、
間違い探しも楽しいと思います。

私が初めてアンデスの音楽に出会った頃、
南米アンデスのFolkloreのレコードは、
民族音楽のコーナーで見ることが少なく、
ポップス、フュージョン、ムード音楽のコーナーにおいてある方が、
多かったような気がした。
実際にアンデスでの、現在の町の祭りの主役はバンダ(吹奏楽団)であって、
そういった意味では真のアンデス音楽はバンダ・・・ということになってしまう。
最近のエスニックブームは、
アンデスの音楽も多くの注目が集まってきているように思う。
ここでは、エスニックという言葉の語源、地球的、地球(アース)を
感じるような部分を中心に書いてみることにする。
かなり専門的な部分もあるが、読み飛ばすのもよし。
私が初めてアンデスを旅したときは、
伝統的な音楽の知識はほんの少ししかなかった。
とりあえず自分のために忘備録のようなこのような資料を作ったが、
実際に知られている音楽の断片にすぎない。
まだまだ20世紀の今でも知られざる事が山のようにある。
そして消えつつあるものも多い。
この資料から少しでもアンデスの人々の文化の奥深さと、
私たち日本人が失ってきている日本人らしさを感じられれば幸いである。
アンデスの人は、とても人なつっこくて、優しい。
彼らの文化を「外人である日本人」や他の西洋人が興味を持てば
それが、アンデスの人々が自己の文化を誇りに思うことにつながる。
そのようになれば、彼らに対する十分な恩返しになると思っている。


02・横笛


横笛の仲間