02・横笛

     


横笛(おうてき)雅楽ではこう呼ぶ。

日本の正倉院に残された笛は表のみ7穴。
節の枝を残してある。
32〜39cm
斑竹製と石製

        
   長さ    直径
龍笛        40cm  1.3cm  7孔
高麗笛(こまぶえ) 36cm  0.9cm  6孔
神楽笛       45cm  1.8cm  6孔

横笛類について
各地に土着、あるいは土着化した横笛が残っているが、
あまり系統的に分類されない。
外見が似ていて名前も西語で呼べば皆同じになってしまう。
西語では、笛一般も示す Flauta フラウタや
横笛 Traverza トゥベルサ、Pito ピート→ホイッスルのこと、
を横笛一般に使っているからで
Pitoは訛ってPeto ペトやPitu ピートゥと呼ぶこともある。(Peru、Qosqo etc)
また、Pfifanoという名もある。
ラ・パスの伝統楽器制作者達によると、この名は外来語であるという。
ドイツ系ボリビア人も多いらしく、
楽器コンセルティーナ、アコーディオンの一種のバンドネオン同様、
ドイツで昔々はやった楽器だと聞いた。
E.Cavour氏の本の P146〜150に大雑把に書いてある横笛類も
まだまだ未知の世界である。
同名異楽器が多いからである。
なお、モセーニョの長いものは横にして吹くが、ピンクージョの仲間で
横笛でない。
アルティプラノの横笛を使う形式は、
ボリビアでは Chuncho,Auqui-Auqui,Cullawas,Llamero等で案外少ない。


03・プィーファノ


横笛の仲間