●イイヅカ・サトコ個展(2001.10.29〜11/3)の報告
"desde JERUSALEM hacia LA PAZ"
〜エルサレムからラパスまで〜
前回(1999年)の個展と同じ、ギャラリー代々木(東京)にて
案内ハガキ。作品制作中もずっとアメリカの同時多発テロやら報復攻撃やらのことが気になってしかたなく、ついタイトルもこんなのを付けてしまった。
何だか話題にのっかった様でちょっとアザトイ感じをうけた方もいらっしゃるかな?
ハガキ右側のコメント;
  1999年11月
  パレスチナから帰ってきた時、
  「次はどこへ行くのかなー?」
  と考えてました。
    
  それから2年、
  2001年7月 南米ボリビアの
  ラ・パスという町に着きました。
  「ラ・パス」はスペイン語で
  「平和」という意味があります。
         偶然ですが・・・
入り口のカンバン、画廊の外観。丸見えだ〜!
左隅のほうに「ぱれまん」を読むコーナーを設置。
展示作品リスト
オープニングパーティーで絵描き仲間達と盛り上がる。
以下は作品紹介。
いちばん左の上の小さい額は「この子にキスして」
左下は「祈りダコ」
その隣りの3点
左「モンテ1」中央「モンテ2」右「モンテ3」
右の大きく写ってるのが「パレスチナの結婚パーティー」隣りが「オリーブ山
左端は上と同じ「パレスチナの結婚パーティー
その隣りから「FLORES(花)」「おんぶ
SANTA,SANTA,SANTA (聖なるかな!)
立っている人の隣りから「根〜上高地の森林にて
その隣りが「amigos angeles (天使友達)
左から「大地の恵み」「道端の楽器職人
チューニョ」「砂の道
展覧会を終えて・・・
    
展覧会場でアフガン難民支援募金でもしようかな?とか、戦争反対のことをもっと言葉で訴えようかな?とか、いろんなことを考えたんだけど、結局何もやらなかった。
まあ、画廊の方も作品展として場所を提供してくださっているのだから、余計なことはしないのが当然っちゃ当然なのだが。
   
ただ、何かしなきゃ、せっかくだから・・・という(ビンボー症なのか?)気持ちでイライラしながらの準備はちっとも進まず、結局作品ものほうで手いっぱいだったのだが、かえって良かったのかもしれない。
    
「何かを訴える絵を描かなきゃ!」と気張りすぎて疲れちゃった作品なんかもあったり、搬入ギリギリまで・・・どころか、搬入後も手を加えて初日に入れ替えた作品まであり、体力的にもボロボロな状態で、今までで一番キツかった。
     
しかし、忙しい中(仕事中の人も・・・?)駆けつけてくれた友人達、毎回ちゃんと来て下さる絵描きの大先輩、通りすがりのイイ味出してる老人、その他たくさんの方に来ていただいて、いろんな人とお話しできてよかった。
    
コメント類は南米にしかない習慣(チューニョとか)の説明文もつけたかったし、そっちを優先してしまった。そんなことをしているので、また「絵描きの展覧会」というより、「旅行の報告会」「外国を語る会」みたいになっちゃったかなあ?
     
絵については・・・あいかわらず混乱しっぱなしだけど。いろんな意味で、誰かが言ってくれた「ここまできたら続けるしかないっしょ!」だなあ!
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