- 2009年イイヅカ・サトコ石版画復活への道-9
- 初めての制作!〜第二製版〜
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- 2009.5.21.
- ↓一晩置いた版。
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- ↓塗ってあった硝酸アラビアゴムを水で洗い落とし、乾かす。
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- ↓リト用スポンジ
- 圧縮タイプのスポンジは、水をつけると膨らむ。
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- ↓生の(硝酸の入ってない)アラビアゴムを薄く塗って布で乾拭き、完全に乾かす。
- 乾拭きするのは、非描画部分だけにアラビアゴムの皮膜を作り、描画部分は露出させるため。
- 露出させた描画部(クレヨン)を灯油で落とし、水洗いする。灯油分はきれいに落とす。
- この後は、版面はずっと水に濡らした状態で作業を続ける。
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- ↓クレヨンが落ちた状態。
- 水色に見えるのは、石に混ざっている不純物らしい。絵には影響なし。
- 美学校で以前使っていた石には、何かの化石が挟まっているのもあった。
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- ↓製版インクをローラーに付ける。
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- ここで色々問題点が見つかる。(変なジャージのことではない)
- 工房の電気が部屋の中央にあるので、インク練り台にしても、
- プレス機にしても、すべて明かりに背を向けているため、
- 暗くて手元が見づらい。これは後々改良していきたい。
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- ↓描画部分に製版インクを載せる。
- クレヨンで描いただけの状態では、まだ版が不安定なので、
- 一旦、さらに脂気の強い製版インクと置き換えて、
- もう一度製版(第二製版)することによって、
- 何枚も何枚も同じ絵が刷れるような丈夫な版になる。
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- 製版インクを載せ終わったら版を乾かし、
- 昨日の「第一製版」と同じように、レジーヌ、タルックを塗り、
- 硝酸入りのアラビアゴムを塗り、2〜3時間置く。
- (時間があればもう一晩おいたほうが良い)
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- つづく。
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