〜日記のようなコーナー〜
石版画工房計画は4月まで休止中。外は雪。(3月4日撮影)

     
2009年3月5日
もうひとつのコラボ
     
さて、「初の夫婦コラボ」として知り合いには宣伝しまくっているが、
このイベントは色んなコラボレーションで成り立っている「コンサートと展覧会」
「絵と陶芸」「酒蔵と音楽」「酒蔵と展覧会」等々。
         
その中で、さらにもうひとつコラボ企画がある。それが「コラボ商品」。
「お酒と陶器と絵」のセット商品を限定販売する、というもの。
私が版画をやっていたことからの発想だろうか?当初は、
「限定10組のオリジナル作品を3回」というお話であった。
       
しかし、展示する作品の他に3点別の作品というのは、無理な話で、
だいいち版画をやるつもりがなかったから、同じ物10点というのが作れない。
そういうわけで、一度はお断りしたが、色々話し合ううち、展覧会前に販売する意味が無い。
会場で売るだけにする。先着順で10組み限定。
         
コラボ企画の話がまとまった時点でも、私は版画を出品するつもりが全くなかったし、
この商品のために美学校に使用料を払って制作に行くには予算を激しくオーバーしてしまう。
そういうわけで、私の方は複製画を用意することにした。
私は本当は複製画を作ることはあまり好きではない。
(版画をやってはいたが、原画のないオリジナル版画である。)
サインとエディション(限定ナンバー)と、説明書きを付けることにした。
          
コラボ用の絵を描くにあたって、絵の内容にはかなり迷った。
アンデス好きでない一般の人にも解り、かといって展示する絵とかけ離れていてもいけない。
そんなわけで、できあがったのがこちら。
マチュピチュだったら「行ってみたい世界遺産ナンバーワン」だし・・・
お酒と陶器と3点を1梱包にまとめるらしいので、
なるべく小さくまとめなきゃ、と思って、
保護材入りギフトパッケージにしてみました。
↑堅焼きそばではない。
             

     
2009年3月4日
ラストスパート
         
と言われても。
最後だけ早く筆が動くぐらいなら最初からさっさと描いてる。
早く走れる人は最初から走ってる。ランナーの最後の駆け引きは計算済みであって、
あれは決して火事場の糞力で走ってるわけではない。
             
先週下見に行った蔵なのだが、前回見に行った時よりも片付いていて、さらに広くなってる!
コンサートのステージとして想定していた場所は、蔵を縦に使う形で予定していた。
片付いた事によって蔵を横に使うことになり、ステージ幅が前の4倍ぐらい広くなった。
ステージ正面用として描いていた50号一点では「ぽつ・・・・・・・ん」となってしまう。
私が思わず唖然としているのに、旦那は勝手にメールで誰かに報告を書いている。
「カミさんは、100号描かなくっちゃ!と張り切ってます」
       
・・・って、違う!もう全然違う180度違う!色々違いすぎて指摘しきれないぐらい違う!
           
私はそんな前向きな性格ではないし、今から100号描くなんて大口叩きではないし、
だいたい今までの人生「張り切ってま〜す」なんて態度にも顔にも出したことはない。
腹立つ!!
だいたい旦那がメールや書き込みに「カミさんがこう言ってます」と書く時って、
いつもそうだ。私ではない人物になってる。
         
そんなわけで、バトルな毎日。
いや、旦那は、プレッシャーをかけるだけでなく、
全面協力体制でいてくれている。それはありがたいのだ。
ありがたいのだが、なんというか、やはりプレッシャーだ。
頭が悪いのに良い学校を受験させられる子供みたいな気分だ。
           

        
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