- 〜日記のようなコーナー〜
-
- ようやく撮った北海道らしい一枚。畑の間隔がありえへんほど広い。
-
- 2009年7月7日
- 北海道-3
-
- 6月30日(火)
- 昨日は天気のことを何も書いていなかったが、
- しじゅう何となくどんよりしている。
- 「さ〜すが北海道、カラッとしてるな〜!!」
- 無理矢理そう思おうとしている傾向があるが曇りは曇り。
-
- で、洞爺湖畔の朝だが、雨がしとしと、しとしと、と降っている。
- 朝食後すぐに出発、朝一番で「火山科学館」へ。
- 噴火の歴史についての映像の中で、何度も、
- 「有珠山はウスをつかない」と言うので何の駄洒落か?と思ったら、
- 「有珠山は嘘をつかない」と言っていたのだった。
- つまり「こういう地震があったら有珠山は必ず噴火するぞ」と、
- すごく予想しやすい火山なんだそうである。
- 「バーチャル火山の部屋」その他をほぼ貸し切りで体験。
- (すごく良くできていた)
-
- 世の中には「ハコもの」というだけで青筋たてて目の敵にする人もいるが、
- 私は何を隠そう「ハコもの好き」である。ハコものサイコー!
- 日本人は欧米のような大富豪=パトロン的感覚が無いから、
- 美術館でも博物館でも、思い切ったバカデカイ物は個人では作れない。
- だから国や地方で入れ物は作ってくれたほうが良い。
- たち行かなくなるのは入れ物が悪いのではなくて、経営がシロウトだからだ。
- ・・・って、何でここで熱くなってるんだか。いや、とにかく、
- どこに行っても、面白い科学館や博物館がいっぱいあるよな〜、
- と思っただけのことである。
-
- 海沿いに長万部に到着。
- 私はただ単に「おしゃ、まんべ」(by由利徹)と言いたかっただけで、
- 何があるのかさっぱりわからず。調べてみると蟹が名物らしい。
-
- カニ飯&てっぽう汁を食べた。美味すぎる〜!!
-
- 私が「おしゃまんべ」のアクセントが本当はどこにあるのか、
- 「おしゃまんべ」なのか「おしゃまんべー」なのか、
- 「おしゃ、まんべ」なのか常々気になっている、と話していたら、
- 旦那がお店のお姉さんに、大真面目に、
「長万部の正しい読み方は『おしゃまんべ』ですか?
- それとも『おしゃ、まんべ』ですか?」と尋ね、店のお姉さんも、
- 「普通に『おしゃまんべ』です。」と真面目に答えていた。
若いお姉さんはともかく、旦那も由利徹のギャグを知らなかったようで、
- 少々寂しかった。ああ昭和は遠くなりにけり。
-
- 長万部から一気に北上する。海岸が近づくと目の前にいきなり、
-
- ほ〜い
-
- ほ〜い
-
- うほほ〜い
-
- 単なる風力発電所だが、なんか急に出てくると興奮するぞ。
- しかも「風車の町○○へようこそ」とか書いてあったりして、
- オランダかよ?と突っ込もうにも、この見た目は。
-
- 雨が降ったり止んだりする中、岩内を目指す。
「生まれ出づる悩み」の主人公のモデルになったと言われる、
- 木田金次郎の絵を一度も見た事が無くて、
北海道に行ったらどこかで見られるんだろうか?とぼんやり考えていたら、
岩内に「木田金次郎美術館」があるということを最近知った。
-
- 絵も見てみたいけれど、
- 作品にも描写された岩内の漁港の風景も見てみたかったし、
それらしく、どんよりした雲や波や強い風も体験し、
- ますます気分が高まる中、美術館に到着。
-
-
- ・・・・・・・・・・・・展示替えのため休館だった。
-
- なんじゃそりゃ〜。休館日の月曜は避けたはずなのに。
明日からの特別展のために、全部絵を外して付け替え中とのこと。
美術館の人に、東京からわざわざ来たので常設の一部だけでも見せてもらえないか?
と交渉したが、キュレーターの人に固く断られてしまった。
- 仕方が無いので、ショップに置いてあるポスターと画集だけ見て帰る。
-
- 岩内なんて行かなきゃよかっ・・・おとっつぁん、それはイワナイ約束でしょ。
- というわけで、すっかりやる気を無くした私は、助手席でひたすら眠って、
いつの間にか小樽とか通り過ぎ、気が付いたら旭川に着いていた。
- (かなりの走行距離だと思うんだけど)
-
- 夜、夕食のため旭川の町をぶらぶら。
- 「旭川って普通の都会だよ。」と言ってるのに、旦那は、
- 「いや、そうは言っても北海道だから。」・・・だから何なのか?
- 「旭川なら旭川ラーメンでは?」と言えば、
- 「いや、今日はラーメンって感じじゃないから。」・・・どんな感じなんだ?
- 結構ふたりとも疲れて思考能力がなくなってきている。
-
- 結局、焼き鳥を中心とした普通の居酒屋に入る。
- メニューに「ざんぎ」と書いてある。
- 何だこれは?と思って注文すると、鶏の唐揚げだった。
-
- (つづく)
-
-
- 前のを見る
- もどる