Gallery fu での個展にむけて
(2025年2月)
陶のキャンバスに釉薬で絵を描く「陶板」の制作を始めて7年経ちました。その間に、美しい色を求めて、調合した釉薬は400種を超えます。素焼きした板に釉薬を置いていくワクワク感、1250℃の窯での焼成から窯出しまでのドキドキ感、窯の中から取り出した作品と対面しての泣き笑い、今の私にとって生きてるって実感できる瞬間です。 絵の題材は、私の頭の中で作り出したイメージや遠い記憶です。作品に動物がよく出てくるのは、子供の頃たくさん描いていたからと、押し入れの奥の方を整理していた時に知りました。63年間生きてきてたくさんのことを経験して、髪も白くなってしまいましたが、案外中身は子供の頃とほとんど変わってないのではと思う、今日この頃です。 半年前ぐらいから、「風」をテーマに取り組んでいます。風自体は目で見えないから描くことができませんが、身体では感じることができます。今回「風を感じて」の三部作を出品することが出来ました。風を感じ、風を読み、これから先の風の流れをイメージしながら、みんなが夢膨らむ世の中になって欲しいと願っています。 木村健太郎 |